シャンパンについて

今日はシャンパンについて 少しだけ書こうと思います

《定義》
フランス シャンパーニュ地方で 伝統的な醸造法を用いて造られた 発泡性ワイン
AOC法)により シャンパーニュ地方で栽培された葡萄だけを用い シャンパーニュ方式で製造する(製造全工程を指定地域内で行う)など
《土壌》
石灰質で 水はけが良く 適度に湿度を保ち 太陽からのエネルギーも程良くコントロールできます クレー・ア・べレムニトと呼ばれています
《葡萄品種》
?(シャルドネ)白色系葡萄で しっかりとした酸味と繊細な香りを持ち合わせる エレガントさが出る
?(ピノ・ノワール)黒色系葡萄で 芳香な香りとこくがある シャンパンの骨格を決める 味にふくらみと奥行きが出る
?(ピノ・ムニエ)黒色系葡萄で フレッシュな果実の風味が特徴
《製法》
〔原酒を造る〕
1・(収穫)
葡萄の収穫 9月から10月にかけて すべて手摘みにより行う 使用できる物を選別する
2・(破砕 圧搾)
破砕すると果汁が出てくる 残りを圧搾機により圧搾して果汁を造る
3・(発酵)
果汁を発酵樽に入れて発酵させる 激しく発酵する為 粕が生じるので 取り除く 木樽やステンレスのタンクに移し替え 8週間から10週間ゆっくり発酵させる その間に何度か澱引きする
4・(調合)
さまざまな畑や年号の原酒を調合ブレンドする それにより各メーカー 各シャンパンのスタイルを決める アッサンブラージュと言う
発泡酒を造る〕
5・(瓶詰め)
調合を済ませた原酒に 蔗糖と酵母を混ぜ合わせた液体を添加して瓶詰めする これにより 瓶内二次発酵を 調整 促進させる ティラージュと言う
6・(二次発酵)
瓶詰めされた原酒をカーヴで保管して 再発酵させる この発酵で瓶内に炭酸ガスが発生する
7・(熟成)
再発酵を経たシャンパンを カーヴでゆっくりと熟成させる
〔製品化する〕
8・(動瓶)
二次発酵の間 5週間から6週間かけて 瓶内の澱を瓶口に集める為の作業をする 瓶口を毎日徐々に下に傾けていく 同時に一定方向に少しずつ回す 最終的に逆さまになる ルミアージュと言う
9・(澱引き)
瓶口に集められた澱の部分を マイナス20度の冷却液に浸け その部分だけを凍らせせる 仮栓を抜くと 澱の溜まった氷の部分だけが 圧力によって飛び出す デゴルジュマンと言う
10・(補酒)
デゴルジュマンによって減った分量を補う為に 甘蔗糖とシャンパンの古い原酒を混ぜ合わせたリキュールを添加する リキュールの糖度によって シャンパンの甘辛が決まる ドサージュと言う
11・(打栓 ラベル貼り)
コルクで栓をして 針金で留め ラベルを貼って完成 コルクにはChampagneの文字を ラベルには業者登録番号が表記されます
シャンパンの甘辛》
辛い方から甘い方への順に(エクストラ ブリュット)(ブリュット)(エクストラ セック)(セック)(ドゥミ セック)(ドゥー)
シャンパンの色》
〔白〕
1・(オーソドックスなタイプ)シャルドネ ピノ・ノアール ピノ・ムニエブレンドして造る
2・(ブラン・ド・ブラン)シャルドネだけで造る
3・(ブラン・ド・ノワールピノ・ノワール ピノ・ムニエだけで造る
〔ロゼ〕
白のシャンパンに赤ワインを加えたり 果皮を果汁に短時間浸けて色を付ける製法がある

以上で シャンパンの簡単な講義を 終了致します