ボルドー地方メドック地区とは

フランスワインの中で ブルゴーニュ地方(ロマネ・コンティ,ラ・ターシュなど…)と双璧に有名な ボルドー地方には もう少し細かく区域などに分ける事ができます
《とりあえず9の区域に分ける事ができます》

1・メドック地区
2・グラーヴ地区
3・ソーテルヌ地区
4・サンテミリオン地区
5・サンテミリオン衛星地区
6・ポムロル地区
7・ドルドーニュ川右岸地区
8・アントル・ドゥー・メールとプルミエール・コート・ド・ボルドーなど
《1〜8は単独な区域》
9・ボルドー
《1〜8以外のボルドー地方の区域とメドック地区の白ワイン》
その中でも 1・メドック地区は A(1〜6)B(1)のアペラシオンに分けられます
A
1 サンテステ(シャトー コス・デストゥルネル,シャトー モンローズなど…)
2 ポイヤック(シャトー ラフィット・ロートシルト,シャトー ラトゥール,シャトー ムートン・ロートシルトなど…)
3 サン・ジュリアン(シャトー レオヴィル・ラス・カーズ,シャトー レオヴィル・ポワフェレ,シャトー レオヴィル・バルトンなど…)
4 マルゴー(シャトー マルゴー,シャトー ローザン・セグラ シャトー ローザン・ガシーなど…)
5 ムーリザン・メドック
6 リストラック・メドック
《以上がオー・メドックの単独のアペラシオン》
7 オー・メドック(シャトー ラ・ラギューヌなど…)
《1〜6のアペラシオン以外の区域でのオー・メドックのアペラシオン》

B
1 AOCメドック 単にメドックとも言う

☆あらためて メドック地区の説明です

ジロンド川河口左岸に(鋭角三角形)の形状で広がっている地域(底辺)から(中部)にかけての上流部を《オー・メドック》(中部)から河口(先端)までの下流部を《バ・メドックAOC上では単にメドック〕》と呼んでいます
メドック地区では 赤ワインのみがAOCで認められていて 白ワインは ボルドー(先に書いた1〜9の区域の9)扱いとなります
葡萄主要品種として 赤ワインでは カベルネ・ソーヴィニョン メルロ カベルネ・フラン マルベック プティ・ヴェルドの各種類 白ワインでは ソーヴィニョン・ブラン セミヨン ミュスカデルの各種類があります
ボルドーの特色は これらの種類の葡萄を ブレンドする点にあります
タンニンのあるカベルネ種に まるみのあるメルロ種がブレンドされたりしています

1855年に初めて公式の格付けが行われました】

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次回は Aの1〜7 Bの1についてお話し致します
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